地域おこし協力隊という仕事
【地域おこし協力隊】という仕事、なかなか聞き覚えのない方も多いと思います。
ざっくりと説明すると、総務省で21年度から始まった制度で過疎、高齢化の進む地域に【都市部のよそ者、若者】人材を迎え入れて地域の活性化を図る取組みといった感じでしょうか。
地域おこし協力隊の仕事内容は多岐に渡ります。ブログ1記事で説明できるボリュームではないのでここでは割愛しますが興味のある方は地域を変えていく新しい力 地域おこし協力隊こちらのページに日本各地の協力隊活動、募集状況などの情報があるので参考にしてみて下さい。
地域おこし協力隊を終えたらどうするか。
各自治体によって主とする(特に支援が必要な活動)は違いますが、共通してあることとしては【3年間の業務期間とその後の定住】ということ。今、私も【その後の定住】というテーマでちょっとした壁にぶち当たっています。
実は、私がこの職に就いた時点で、既に遠別町では地域おこし協力隊が2年間の業務を終えておりました。1名の隊員が町内の別の就職口を見つけて卒業したので補充要員として私はこの職に就いたのです。
活動を始めて半年、このタイミングで来年以降のことを考えるということに少し戸惑いもあるのです。すでに協力隊の活動を終えた人達の事例なども色々調べてみました。
地域おこし協力隊とその後。
道北の和寒町という地域。ここでは、22年から地域おこし協力隊の制度を取り入れた地域ですがここで活動していた方は起業という道を選んでいます。
※6月13日 追記:今では結構な頻度で通って仲良くさせて頂いています。
以前にも一度訪問した和寒町にあるカフェnido。このカフェはもともと和寒町で地域おこし協力隊をされていた方が昨年openされたお店です。先日、名寄~士別に用事が...
他にも色々と知り合い伝いで聞いてみると、地元の人と結婚して定住を決めた方、地元企業に就職を決めた、別の地域の地域おこし協力隊として活動を希望、役場の職員として就職、中にはもともとの特技を生かしてその地域の整体師として活動している方やラーメン屋をオープンさせた方もいらっしゃるようです。
北海道に移住したあと起業した人に話をきいてきた | 地球のココロ:@nifty
こちらで地域おこし協力隊後に起業した方の詳しい記事が載っています。参考までに。
その他にもその後の様子が下記に記されています。
自分はどうするか。
自分もその局面に立っています。
そもそも、1年で定住の準備を図ろうというのが困難なテーマだなーなんて思いながらも、自分も納得して1年間という期間に承諾して決めたことなので何とかしなければならんとは思っています。
早く結論を出して動き出さなければいけない時期ではありますが定住を目的にしている以上、簡単には答えを出せません。
どうするどうする。
そんな超現実的な事をことを考えながらも、最近は早寝早起きが定着して朝焼けフォトトリップ→ウクレレ、アサラト練習が日課になっています。
※2014/8/5追記 ウクレレはあまり触らなくなってしまいました。。アサラトはいつも持ち歩いています。
練習しているとすずめが寄ってきました。どれどれ、と近づいたら逃げられました。う~ん、駆け引き上手ですね。
去年の今頃は自分がこんな生活を送るとは考えてもいませんでした。前職であれば繁忙期まっ只中ですし。今のところはこの仕事、若しくはそれに準ずる活動を続けていくことが第一の希望です。そうするために必要な情報、人脈、事前準備を進めて行くのは早急に。こんな感じで引き続き、自分の仕事というものを模索しながら楽しんでいこうと思います。ちょっとだけ焦りつつですけどね。
※26年6月 追記
26年4月より、NPO法人えんべつ地域おこし協力隊を立ち上げて現在活動中です。遠別町で行っている移住促進事業とその拠点となる建物の管理運営、これまで行ってきた高齢者支援などの業務を行うことを前提で業務委託として請負っています。
これにより最低限の生活費は賄うことができるようになっていますが、実質は町の予算頼りということに。これまでの活動は行政と民間の隙間を埋めるサービスがほとんどなため有料化することも難しく、今後は自主財源の確保も視野に入れて新しい活動を取り入れていく予定です。
業務量は増えましたが、新しい試みを繰り出すチャンス。わくわくが止まらない生活を現在は送っています。
- 作者: 椎川忍,小田切徳美,平井太郎,地域活性化センター,移住・交流推進機構
- 出版社/メーカー: 学芸出版社
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