新造船のお祝いに餅まき
ここ数年、遠別町は新造船ラッシュ。その際にお声かけ頂きまして、4件の新造船の撮影を担当させて頂きました。撮影を担当してはじめて知ったのですが、新造船のお祝いの〆には船上から餅まきをするという風習があります。
新造船上で神主さんが神事を行れ、その後餅まきが行われます。
<餅まきの風習>
建前、建舞、上棟式などの建物を新築した際に行われる神事の際に集まった人たちに餅をまく風習です。由来は、災いを払うために行われた神事である散餅の儀が発展的に広まったものとされています。
散餅の儀としての餅まきの一般的なものは建前を終えた後、建設中の住宅の屋根などから餅をまく形式。遠別町では、白い紙に包んだ小銭も餅と一緒に入れられていることがあります。(wikipedia参考)
一般的には新築の住宅で行われることが多い餅まきですが、遠別町のような漁師町では新造船でも餅まきを行います。
調べて見ると北海道だけでなく、九州や東北あたりでも行われていて、漁師町あるあるなのかもしれないですね。新造船を見に、お祝いに、餅を拾いに多くの町民と子どもたちが港に集まる素敵な場。
新造船の撮影へ
大漁旗を掲げた新造船は港に停泊していても絵になりますが、沖に出た姿がすこぶる格好いいです。ここからは大漁旗をなびかせて日本海を進む美しい新造船の姿をご覧ください。
まずはバックショット。漁港から沖へ向かって進みます。
そして左後方。少しずつスピードを上げていきます。
左から見て見ましょう。スピードに乗って大漁旗がはっきりと見えます。
寄りで。ダイナミックに日本海をかき分けて進む新造船。
引いて見ますか。
お待ちかね正面。
日の丸構図もやっちゃおう。
そして漁港へ戻ってきます。
この日、天候はあいにくの曇り空というかむしろ雪が降ったり雨が降ったりしていましたが、無事最初の進水は完了。波に揺られ、水に濡れながら撮影も無事終了しました。
一生のうちにそう何度も経験しないであろう新造船の撮影を経験できたことを噛み締めながら、しばらくは潮を浴びたカメラのメンテナンスを抜け目なく行います。
4回目ということもあって割とこなれた感じで漁船の撮影してきた。このあと船上餅まきがあるよ。 pic.twitter.com/0F1hL6WPWy
— はらちゃん (@idenxtity0911) 2018年4月7日
新しい船ができたときは、船上からの餅まきを目当てに港に人が集まります。 pic.twitter.com/iWKRkV6ogk
— はらちゃん (@idenxtity0911) 2018年4月7日