北の怪植物エゾニュウを喰らう会
エゾニュウと出会って(再会)から6年の月日がたちました。はじめましての時はスマートフォンのカメラで撮影をして、その翌年にはデジタル一眼レフカメラを購入し一生忘れられないような夕陽とエゾニュウの景色を見ることができました。それからも毎年6月になるとエゾニュウの屹立をいまかいまかと待つ日々。全然飽きがこないよ、エゾニュウ。
エゾニュウについて初耳の方は過去記事をご覧ください。
【北の怪植物エゾニュウ】海岸にそびえ立つ不思議な植物エゾニュウを愛でる - inakalife-いなかくらし-
そして2019年、令和元年。ついにエゾニュウを食べました。そう、あの北の怪植物をついに喰らうときが来たのです。
まるで黒魔術の儀式のように、テーブル中央に陣取るエゾニュウ。決して怪しげな会ではなく、エゾニュウに心を奪われた人たちが集い、調理して試食しよう!という会。
この日の会場は遠別町のお隣、天塩町の居酒屋はまなす。こちらのお店のママがエゾニュウをたくさん調理してくれました。大感謝!
エゾニュウの若芽を塩漬したもの。
エゾニュウの卵焼き。
エゾニュウの煮物。
エゾニュウをパスタに練りこんだトマトパスタ。
エゾニュウのきんぴら。
エゾニュウの餃子。
エゾニュウチャンプルー。
ワカサギとエゾニュウの天ぷら。
エゾニュウの胡麻和え。
エゾニュウカルボナーラ。
エゾニュウの佃煮。
エゾニュウピザ。
砂糖漬けしたエゾニュウとヨーグルト。
デザートまでついてくる...さいこうかよ。
エゾニュウと乾杯する日が来るなんて。感無量。いつも飲むビールよりも格別においしい上に、何かご利益もありそうな気がする。いくらでも飲めちゃう。
塩漬けしたエゾニュウの先をディップして...
喰らう。
気になる味について
はじめて口にしたエゾニュウ。気になる味については苦味がすごかったです。
居酒屋はまなすのママの手腕によりかなりマイルドになっていましたが、塩漬けしたままのエゾニュウの苦味、胡麻和えの胡麻に打ち勝つ苦味はさすがエゾニュウ。あの生命力溢れる姿を見れば想像が容易につきますが一筋縄にはいかない山菜だなあと感じました。
東北の秋田県などでは山菜シーズンにエゾニュウもよく食べられている、とどこかで耳にしましたが、北海道、特に日本海沿岸ではさほど食文化として伝えられていないエゾニュウ。はじめて食べることができた貴重な機会でした。
個人的にはエゾニュウのきんぴらが苦味と味のバランスがよくお気に入りです。
これからエゾニュウのハイシーズン
6月ももうすぐ終わり。エゾニュウの屹立が少しずつ見え隠れして来ました。例年同様、エゾニュウを追いかける夏が始まりますが、今年はいつもと違う夏。そう、エゾニュウを体に取り入れたはじめての夏。いつもより少し良い写真が撮れそうな、良いエゾニュウとの出会いがありそうな令和はじめての夏、期待に胸を膨らませています。