北海道留萌管内の地域おこし協力隊
北海道の西海岸と呼ばれる(勝手に呼んでる)留萌地方。8市町村からなる地域です。現在は増毛町をのぞく7市町村で地域おこし協力隊制度を導入し20名以上の隊員と約10名の地域おこし協力隊を終えたOBが生活しています。
オロロンラインと呼ばれる国道231号線は海沿いに伸びる最高のロケーション。毎年実施されていますが、このあたりの地域で活動する地域おこし協力隊が留萌市で意見交換会を行いました。その様子を少しご紹介します。
留萌振興局長の挨拶から
まずは主催者である振興局のボス、藪振興局長からのご挨拶。
非常にフットワークの軽い振興局長。遠別町を始め、留萌地方各地で行われるイベントや、今年えんおこでオープンしたコメドコロにも何度も来てくれています。
下川町NPO法人地域おこし協力隊代表理事 武田大さん
まずは講演から始まりました。平成25年4月に設立された下川町のNPO法人地域おこし協力隊代表理事の武田さん。
私たちえんおこと同時期にNPO法人として活動を始めたそう。NPO活動の方向性と役場の求める方向性がうまく噛み合っている現状は地域食堂の運営や熊笹の加工事業、移動販売などを職員4名、パート3名の人数で様々な活動をしているとのこと。
わたしたちえんおこも抱えている課題ですが、やはり課題は財源の確保。生きてくためには最低限稼がなアカンのですね。
それにしても、NPO法人えんべつ地域おこし協力隊(えんおこ)と名前が似ていますね。あまり捻らないネーミングに親近感が湧いてきます。
合同会社北海道まちづくり代表社員 宮本英樹さん
続いて合同会社北海道観光まちづくりセンターの宮本さん。NPO法人ねおすの専務理事としても幅広く活動中している方だそう。経歴を拝見してももう色々な経歴。
北海道の喜茂別町に地域おこし協力隊を導入する際にもお手伝いした経験があるようで、今回の講演では地域おこし協力隊が卒業後も定着するためには?起業の在り方やこれからの北海道が狙うべきマーケットについてなどのお話。
社会起業家らしい観点で地域おこし協力隊の方向性ついてお話して下さいました。地域で活動していると、
「あそこのおばあちゃんが困ってた」「では行きましょう」
「明日のイベント手伝って」「では行きましょう」
と、ついつい狭い視野になってしまいがちですが宮本さんから「世界に目を向けようぜ、北海道」と言われてどうしたもんか、となりました。
地域おこし協力隊という公共的な立場を利用して資本を集められるのは有利という言葉に納得。
留萌市地域おこし協力隊
留萌の地域おこし協力隊は佐藤さん含め3名。佐藤さん以外の2名の方は主に就農に向けての活動中とのこと。
農業と福祉を連携した6次産業化の支援事業を行っているそう。留萌産の切り干し大根を生産から加工まで全ての工程を、高齢の農家さんと障がい者の就労支援作業所と連携して実施。
干し野菜の達人で野菜ソムリエの長谷部さんという方が監修したてぎり干し大根という製品も販売しています。無性に《ごんじり》がたべたくなる発表でした。まだその思いを引きずっています。
苫前町地域おこし協力隊
現在3年目、人気が残り半年の佐久間さん。現在は1名で活動中です。当初は保健福祉課に所属していたのが、農林水産に3ヶ月で異動になった話をシニカルにお話していました。
学童保育所の設立や小・中学生を対象とした様々な習い事の提供、高齢者と小・中学生が関わり活動できる場づくりを目指しているそうです。
羽幌町地域おこし協力隊
羽幌町は市街地と天売、焼尻の2島それぞれで協力隊が活動中。申請すれば副業が可能であったり、週29時間勤務を各自で調整するなど少し変わった勤務形態。
1町の中でも活動は4名それぞれ違うので、5分間での発表は大変そうでしたし、さすがに時間オーバーしてました。
この前々日には遠別町に羽幌町の協力隊2名が遊びに来てくれていました。
初山別村地域おこし協力隊
続いて遠別町のおとなりさん、初山別村の高谷さん。
ちょうど良い角度で撮影できたのか、メガネがキラリと輝いています。交流の場づくりとしてのムラカフェ、青空市についてや地元食材を活かしたオロロンの恵みピザの提供などについてなどなど。高谷さんが集落の方々と復活させた有明獅子舞の話を熱く語ってくれました。
初山別村豊岬地区にある《金比羅神社》は個人的にもすごく好きな場所です。遠別町から10kmほどの場所にあるので、なんとか遠別町の一部にできないものか知恵を絞っているところです。
天塩町地域おこし協力隊
こちらもとなりまちの天塩町。スラックラインやフロアボールなどの新スポーツでも交流ある河上さん。
全く関係ないですが、ポルノグラフィティのボーカルに似たグッドルッキングガイです。たまにスラックライン教室の講師として呼んでくださりお小遣いを下さるので頭が上がりません。
留萌管内では珍しいスポーツ振興担当ということで、ストレッチポールを活用した健康増進活動として運動教室を定期的に開催。増毛町からの依頼でストレッチポール教室も開催。
今年から新たに2名の新しい協力隊も入りました。
講師・OB・現役隊員の意見交換
活動の報告を踏まえて意見交換。市町村問わず、共通するものを横のつながりを利用して何かできることはないだろうか〜などの意見や質疑応答など。
やはり話題は《役場》と《地域おこし協力隊》の関係の話へ。地域おこし界隈ではおなじみの話題。
天塩町地域おこし協力隊の任期を終え、今年から役場職員として活動しているスーパーエース菅原さん。大学の教授のような雰囲気が出ています。どちらも経験した身だからこそ見えてくるものなどなど。
そして懇親会へ
意見交換、交流会でがっちり答えが見つかることなんてそうそうありません。それぞれの思いを抱えながら懇親会へ。
会場は留萌の《美食酒家 司 つかさ》。留萌振興局の職員の方も交えて30名前後で押しかけます。
この日、えんおこの運転手じゃんけんで負けてしまったため僕はハンドルキーパー。本当に悔しい。中学生最後のバスケの試合で両足がこむらがえりになりベンチに運ばれた以来の悔しさ。
それぞれいろんな話をして盛り上がりながら会は終了。締めは天塩町のスーパーエース菅原さんによる一本締め。
そんなわけで
ビールの飲めない僕にとっては非常に長い夜でした。感じたことなどは後日心の中でこっそりまとめたいと思います。
そして、今回参加したどの地域も綺麗な夕日が拝める北海道の西海岸です。
留萌にむかってるんだけど、代表理事が助手席でいびきかいてるんだけど落書きしていいかな
— それでもあかるいはらちゃん (@idenxtity0911) 2015年9月29日
留萌の帰り道なんだけど代表理事が助手席でいびきかいてるんだけど落書きしていいかな
— それでもあかるいはらちゃん (@idenxtity0911) 2015年9月29日