初めての工場夜景
一眼レフカメラを持つ前にはほとんど興味のなかった工場夜景。むしろ『人工の光に群がってどうするのha-han』くらいの気持ちだったかもしれません。その頃の自分を優しく諭してあげたい。工場夜景も良いものだよと。
写真ブログを更新しました。三脚を使用した夜景撮影のポイントやRAW現像の設定をちょっとだけ公開しています。 →三脚を使用した都会ならではの夜景をLightroomで鮮やかな写真に仕上げる http://t.co/kcE4kpnfHm
— あめたま (@ametama_l2l) 2015, 5月 11
そんな折、Twitterにナイスなタイミングで情報を提供してくださったので、参考にさせて頂きます。
せっかくの工場夜景、三脚を持ってスローシャッター遊びが欠かせません。初心者らしい持ち物や心構えを踏まえながら、撮影した写真データを自分好みにRAW現像していきたいと思います。
持ち物と心構え
とはいえそこまでカメラ周辺アイテムを持っているわけではありませんが、自分が持参したものと心構えについて記しておきます。
・三脚
Velbon 三脚 レバー式 EX-440 4段 小型 3Way雲台クイックシュー付き アルミ製 301482
一眼レフ購入とともに手にしたやっすい三脚。4千円くらいのものですが、初心者には十分。でも重たいカッコ良い三脚が欲しくなります。
・標準レンズ
SIGMA 標準ズームレンズ 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM キヤノン用 APS-C専用
キットレンズより明るくて少し広い画角が撮れるレンズ。少しだけ重たいですが今となっては外せないレンズです。
・ズームレンズ
TAMRON 望遠ズームレンズ SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD キヤノン用
一応念のため持っていった感じ。軽いし。
その他、レリーズがあればなお良いかもしれませんが、私は2秒セルフタイマーを設定して撮影していました。
〈心構え〉
1,撮影前にレンズの汚れは確認しておく。
これ、失敗しました。基本的なことなんですけど、指紋なんかは不意についてしまったりするものです。現場は暗い上に気持ちは既に夜景にどっぷり使っているので見落としてしまうもの。今回は左側に指紋がぺっとりついてしまっていました。真ん中じゃなかったから良かったとは言え、かなりショックは大きいです。念のためレンズ磨きは持っていくべきでした。
2、明るいうちに撮影場所の下見を。
暗くなってから一か八かで撮影場所に行くと、実は立入禁止の場所だったり、行くまでに迷ったり、その間に天気が変わったりと良くないことが立て続けに起きたりします。今回はちゃんと下見に行っていたのでトラブルなく撮影出来ました。また、昼の様子を見たうえで夜の様子を見ると全く違う印象により興奮できるはずです。
3、色んな露出で撮影しておく。
RAW現像が前提なのですが、露光時間や絞りを変えて様々なパターンで撮影したほうが現像の楽しみが増えます。これはやっておけばよかった、と後悔したこと。
さっそくRAW現像にとりかかる
まずは昼間の写真から。この場所で撮影することにしました。水平が取りづらい場所ですが、水面に映る様子も撮りたかったので問題なし。
それでは自分の中でうまく撮れたなーっていう例を2つ程取り上げて現像前と現像後を比べてみたいと思います。使用するソフトはPhotoshop Camera RAWです。
現像ビフォーアフター例1
これが撮影したままのデータ。水面には思惑通り光が映り込んでいますがなんかごちゃごちゃしています。左側に指紋がうっすらと。自分の好みで現像してみます。
こんな感じが好みです。この画面では見えませんがシャープをあげて、ノイズも軽く除去してます。明瞭度を上げると一気に指紋が目立つようになりました。トリミングして完成した写真がこちら。
水面の光の色がわかりやすくなって自分好みになりました。また、工場内部もハイライトを下げることではっきり見えるようになったような。別のホワイトバランスも試してみます。
シャンパンゴールドな工場。あぁ楽しい。自分の目で見た夜景とは違うものにはなりますが、こうやって楽しめるのもデジタルカメラの恩恵です。
現像ビフォーアフター例2
次の例。ズームレンズで撮影してみた写真です。
煙も水面もないので長時間の露光はせずに4秒ほどで撮影。早速現像していきます。
こんな感じになりました。今回は結構大胆に調整。夜景の写真、色温度は低めが好みのようです。実際の写真はこちら。
若干かしげている気がしたので傾きも調整しました。ガチャガチャとロボットが出てきそうな雰囲気です。少しだけ印象を変えて現像してみます。
うーんきらびやか。こんなことまで出来るんですねぇ。
おわりに
初めての工場夜景。撮影するだけでも楽しめますがRAW現像の楽しみもたまりません。星景写真もそうですが、長時間露光で撮影した写真は、ちゃんと撮れてるかなどうかなー、というドキドキ感が味わえて良いものです。
普段は自然や人を撮ることが多いですが、建造物を撮影するのも楽しい。広角レンズがより一層欲しくなりました。
何よりもLightroomが欲しいです。物欲が大暴れ。
追記
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