釧路を後にして根室市へ。
名残惜しい釧路の楽しいひととき、若干のサンマロスを感じながら根室市へ。釧路市から根室市までは車で2時間ほど。車で6時間、とか聞いていると2時間程度の移動は子どもだましのように思えてくる不思議。その先の、道へ。北海道。
道東ひとめぐりツアーVol.2であり、真の目的地である大井川さん夫妻が住む根室市へ。
ちなみに、遠別町からまっすぐ根室市に向かおうとすると...
はいー、8時間ー!いえーい!羽田空港からジャカルタまで行けてしまうよ!刻んで向かう旅程で本当によかったです。
難なく合流
事前情報として国道44号線は<抑揚のない道>と聞いていましたし、2時間という短時間の移動距離はへっちゃらです。難なく根室市の友人、大井川さんと合流しました。大井川さんも釧路の名塚さん同様、<北海道縦横無尽の会>で知り合い昨年から遠別町に3度も訪れてくれている猛者です。
普段の散歩コースである<明治公園>へ。
穏やかな笑顔で迎えてくれました。しかしながらこの日は稀に見る強風というか、暴風というか。そんな日でした。明治公園で見たカラスは飛んでいる、というより飛ばされている感じでした。そんな強風の根室市。
花咲灯台へ
大井川さんに根室市を案内してもらいました。まずは花咲灯台へ。遠別町は海沿いの岩場がないので、岩場を見るだけで興奮します。私を興奮させたい時は岩場へ連れて行ってください。
車石。下から見ると車輪のように見えます。国の天然記念物のよう。
こんなに青空なのに。あゝかぜがつよい。この時、かぶっていたニット帽が風で飛ばされそうになりました。あんなにしっかりかぶっているのに、ニット帽が飛ばされそうになったことはこれが初めてです。
驚きの合流と北方四島交流センターニホロへ
ここで、もう一人の旅人と合流。以前、浦河町へ伺った時にお会いした浦河町の荒木さんが合流しました。私だけだと思っていたらもう一人いたなんて!(聞いていたのに私が忘れていただけの可能性があります)
【北海道浦河町】元地域おこし協力隊で現若手議員さんのお宅に2泊転がりこんだ旅日記 - inakalife-いなかくらし-
3人でニホロを見学。北方四島について学びを深めます。ナイーブな話題ですので深くは掘り下げません。
いろいろな顔ハメパネルを目にしてきましたが、横顔の顔ハメパネルは初めて見ました。難易度高い。
ロシアの文化を知ることができる部屋もありました。すると、おやおや、様子のおかしいマネキン?カカシ?のようなものが...
雑なのか、丁寧なのか。瞳の色は間違いなくブルーアイズ。
そんなふうにひとしきり学んでいるとちょうど夕暮れ時。日本最東端の無人駅へと向かい夕日ウォッチングへ。
東根室駅で見る夕日
日本最東端。道北に住んでいると<日本最北端>という言葉ばかりを目に耳にするので、なんだか少し違和感のある言葉。
日本最東端の無人駅ではこのあたりの高校生が電車待ちをしていました。
強い風にも負けず電車待ちをする高校生。真っ赤な夕日にシルエットが映える。
夜の部は再会を記念して祝宴
日が落ちて暗くなる頃には祝宴。根室市内のお店、<和ダイニングすしもと>さんへ。根室だからサンマ刺し絶対あるよなー、どうなんだろうなー、なんてずっと考えていましたがやっぱりあったサンマ刺し。
本場根室のサンマ刺しにはお頭がついていました。ちなみにおかわりしました。
根室の地酒、北の勝をいただきます。
創作料理トマトの初恋。初恋ということで酸味のあるさっぱりしたお味。
前日に続き、ビールと日本酒と旨い酒の肴に舌鼓を打ちっぱなし。二次会は大井川夫妻のお宅へ。
この日の宿泊は<海洋亭>へ。翌日は納沙布-ノサップ岬へ朝焼けを見にいく予定です。5時起き。
納沙布-ノサップ岬の朝焼け
早朝に納沙布岬へ。晴れているものの、相変わらずの強い風と少し雲が出ているので朝焼けが見れるか少し心配しながら移動します。
少し雲がかかっていましたが朝焼けの空を見ることができました。
雲の切れ目からは光芒が。
春国岱原生野鳥公園へ
仮眠をとって春国岱原生野鳥公園へ。
台風の影響で一部木道が通行止めになっています。これはこれで写真映えする景色。木道には海鳥が落としていったであろう貝殻がちらほら。
昼食はドリアンで初エスカロップ
早朝から動き回り、お腹もちょうどよく減ってきたところで初エスカロップ。根室市の老舗喫茶店どりあんへ。
そして初エスカロップとご対面。
バターライスの上にトンカツが乗って、その上にデミグラスソースがかかる...そんな前評判だけを耳にしていたのでどんなおどろおどろしいものが出てくるのか...とヒヤヒヤしていましたが意外と目に優しい。
胃がおじいちゃんの私でも十分美味しく頂くことができました。
昼食の後は美味しいソフトクリームのお店チーズ工房チカプへ。
ソフトクリームが濃厚。チーズもたくさん置いてあり、ウェブページもとても可愛い。
ここで根室市の旅は一旦終了。ここから弟子屈方面へ向かい、屈斜路原野ユースゲストハウスへ。
きっと、友人が住んでいなかったら一生根室市に来ることはなかっただろうなぁ、と納沙布岬の朝日を撮影しながらふと考える。旅が目的ではなくて、人に会いに行くことが目的。
東の最果ては、北の最果てと同等かそれ以上の強い風が吹き荒ぶまちでした。(強風の洗礼で肌荒れをした)
<道東ひとめぐりツアー>