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北海道の道北でいなかくらし。スラックライン、地域おこし、田舎暮らし、カメラ、RAW現像、デザイン、イラストについて。

【遠別町旭温泉】二つの源泉とサウナはセルフロウリュ、山に佇む秘湯感が最高。

浮気はしたけどやっぱりここに落ち着いた

北海道って温泉が多いんです。私の住む遠別町を含め、留萌管内のほとんどの町に温泉があるという贅沢な環境。

 

車で20分で通える天塩町の夕映、初山別村の岬の湯。40分くらいでアトピーや皮膚病に効果的なオイリーな泉質の豊富温泉に行けてしまいます。(なんと世界にアゼルバイジャンと豊富だけ!)泉質もそれぞれが個性的で素敵。初山別、豊富の温泉もいつかブログで紹介したい。

 

10代、20代前半の頃は温泉にそこまで心惹かれなかったのですが、20代後半になると魂が温泉を欲するようになりました。

 

なかでも、おすすめしたいのは遠別町にある旭温泉。これまでにも旭温泉に行くことはありましたが、最近めきめきとその魅力にとりつかれています。今日はそんな遠別町の旭温泉の魅力について語り明かしたいと思います。一人で。

魅力1:ちょこっと秘湯感

 

まずは1つめ。ちょこっと秘湯感が漂っています。留萌方面から向かうと、右手にこのような看板が見えてきます。夜だと少し見づらくて、見おとしてしまいがち。ここから温泉に向かう道もまるで山に向かっていくような、そんな道です。6km先、というちょこっと秘湯感が味わえます。

 

道中では鹿やキツネと頻繁に会うことができます。そして驚くべきことに毎年クマの目撃情報も。

 

人里から少し離れた場所にあり、電波が少し入りづらい場所というのもたまにはよいのではないでしょうか。

魅力2:2つの異なる泉質が楽しめる

その1:旭の湯

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まずは旭の湯。赤茶色の湯で肌に付着した塩分が汗の蒸発を防ぎ、湯上りの湯冷めがしにくく保温効果があるそうです。このあたりの地域に多いナトリウム-塩化物泉という、舐めたらしょっぱい温泉です。

 

その2:富士見の湯

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そして富士見の湯。黒色の湯は古い角質を取り除き肌をなめらかにしてくれる美肌の湯。私の二の腕と内ももはもち肌で有名ですが、この湯のおかげで磨きがかかりましたなんつって。お湯の感触がすべすべしていて湯に浸かっているだけで女子力がぐんぐん上がっていく錯覚を覚えます。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物質(低張性アルカリ性高温泉)

 

魅力その3:セルフロウリュが楽しめる

サウナ好きは必見。北海道の温泉では珍しい、セルフロウリュが楽しめるサウナが旭温泉にはあります。熱されたサウナストーンに水をかけて急激にサウナ室内の温度をあげることができるのがロウリュですが、お好みに合わせて行うことができます。

 

一人の時は、下川町のフプの森さんで購入した北海道モミエッセンシャルオイルをお水に混ぜて使用しています。森の香りがサウナ室に広がり多幸感が増して最高でととのいの絶頂を迎えられます。行う際には他のお客様への配慮は忘れずに!

 

ロウリュとは

熱されたサウナストーンにアロマオイルなどをかけて、タオルなど熱波を撹拌してサウナ利用者に扇いで送ること。フィンランド語でロウリュは蒸気という意味で、日本でよくみられるロウリュサービスはドイツで行われているサービスのアウフグース(aufguss)のことを呼ぶそうです。

セルフロウリュとは

ロウリュと同じく、熱されたサウナストーンに自分で水やアロマオイルを自分でかけてサウナ室内を温める行為のこと。

・参考/意外と知らないサウナの『ロウリュ』の本当の意味

[rakuten:soukai:10898726:detail]

 

フプの森北海道モミエッセンシャルオイル公式サイト

fupunomori.net

 

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魅力その4:溢れる季節感

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旭温泉のお風呂入り口前はその季節に応じて模様替えをします。先週の土曜日に行った際には端午の節句に備えて五月人形が置かれていました。このほかにもお雛様の時期には雛人形、お正月には鏡餅が置かれており、忘れかけていた日本の心を取り戻すことができます。よくわかんないですけど。

ちなみに、5月の10日前後は遠別町で桜が咲く時期。その時期は露天風呂で桜を眺めながら温泉にひたひたに浸かることができます。

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魅力その5:無料送迎バスがある

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あづましい温泉+無料送迎バス=気持ちよくお酒飲める。という式が完成します。もう最高です。バスが停車する駅名は町外の方にとってそれなりに難易度高めだと思いますので、気になる方にはこっそり教えます。

 

温泉内では食事処もありますが、利用者の方は自宅からお酒とおつまみを持参している方も多く見受けられます。

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送迎バスを利用することでおじちゃんおばちゃんも温泉が憩いの場となっています。

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油断すると、自分が使っていた灰皿に耳掃除後の綿棒が置かれたりもします。こんな経験なかなかできません。必要もないかもしれません。

 

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温泉に浸かった後の一杯のかけそば。自己主張が控えめで奥ゆかしい。

 

旭温泉の魅力に虜

都市部に住んでいるときは温泉に行くことが休暇の一つのように感じていましたが、ここにいると温泉に行くことが日常の一コマとして感じられます。とても贅沢な過ごし方。

 

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この日はポイントカード三倍の日でした。溜まったポイントで入浴半額券をゲット。廊下にはこどもたちから旭温泉に向けたお手紙が貼られていました。

 

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大人もこどもも虜にする旭温泉。魔性の温泉。

 

魅力を語りだすとまだまだ話は尽きませんが、そろそろまとめられなくなってきたのでこの辺で。今日もまた旭温泉に行くたくなってきた。

 

旭温泉から街に戻り、レストランメルヘンで麻婆豆腐定食を食べるのがぼくの王道ルートです。

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遠別町 旭温泉の概要

 

■遠別町 旭温泉
◎住所 〒098-3531 北海道天塩郡遠別町旭294−2

◎電話 01632-7-3927

◎日帰り温泉入浴料金

大人 500円

小人 250円

タオル(100円)バスタオル(200円)のレンタルあり

◎日帰り温泉営業時間(※毎日日替わり)

8:00~22:00 最終入場時間 21:30