遅めの春がついに来た
もう桜が咲いている地域もありますが、北海道の北側に位置する遠別町の春はまだまだこれから。3月の末になると《春の使者》が続々と登場してきます。ふきのとうの発芽と遠別川の解氷が最初の使者となることが多いのですが、今年は少しだけ順番が変わりました。自分の発見するタイミングが少し違っただけですけどね。
窓を開けて町内パトロール()していると『グァグァ、グァグァ』と賑やかな声が聴こえてきました。田んぼの方を見てみると、
白鳥がいました。計画通りに春を迎えるとするならばふきのとうから見つけるはずだったのに。それでもせっかくの春の使者ということで撮影開始。
ポカポカとした陽気を浴びて休む白鳥も。
利尻富士もはっきり。4羽の白鳥が鳴きながら、羽をばたつかせながら集合していました。何か面白い話でもあったのでしょうか。
次々と飛んできます。でもあれ?少し色が違う?
マガンでした。マガンも白鳥も一緒に田んぼあさりを始めます。
どろんこ顔でこっちを見る白鳥。とても、可愛いです、、。
計画は狂ってしまいましたが、順調に春がきています。
春のやりたいことリスト
ここから、春は加速していきます。忙しさにかまけていたら取り残されてしまうこと間違いなし。仕事よりも何よりも春探しを優先していきたいのでやりたいことリスト。
《春のやりたいことリスト》3月末〜5月 ※4月27日更新
・ふきのとうを見つける
・白鳥と戯れる
・ネコヤナギのもふもふ
・雪とクロッカスのツーショットを撮る
・荒れた海岸のスイセンを発見する
・雪どけ水に濡れたミズバショウを愛でる
・海岸のタンポポと利尻富士のツーショットを撮る
・エゾエンゴサクが盛り上がる瞬間をとらえる
・遠別最奧の集落でカタクリの花を愛でる
・1週間しかもたない桜を何度も愛でる
春のやりたいことなんて撮影ばかりに決まっている。 春の取りこぼしは毎年最後まで尾をひくものです。厳しい寒さから解き放たれた今こそ、計画的にいこう。
《告知》
飛べない白鳥ハクが出版されました
昨年の今頃、遠別町で羽を怪我してしまった白鳥-ハク-を約180日間寄り添い続けた物語が写真集になりました。遠別在住の自然写真家、泊和幸さんの3冊目の写真集です。涙もろい人はハンカチ必須。(うちの父親は涙流しました)
遠別町に来たらサインももらえるよ。