「四季の変化をダイレクトに感じることができること。」
「田舎で暮らす醍醐味はなんですか?」と尋ねられたら、迷いなくこう答えます。道北の遠別町に少しずつ近づく冬の気配。そろそろストーブをつけるべか、いやいや今つけたら真冬たえられんでぃや、そんな声がちらちら聞こえ出すこの時期ですが、遠別町の山奥にある大成・正修地域の山々も冬支度。紅葉も落ち着き葉を落とした木々の姿が目立つようになってきました。
(写真現像ソフトはAdobe photoshopCS6 Cameraraw)
稲刈りを終えた田んぼと。この時期は白樺の木が上品に色を変えています。派手な赤色の紅葉も素敵ですが、白樺の紅葉も好きな色。
遠別川と白樺の紅葉。
お気に入りの場所で感じる歴史と四季。
奥へ奥へと向かい、今年何度通ったかわからない大成地区へ。秋のお気に入りのスポットがここにあります。
二つの小坂を超えてきた道を振り返ると見えるこの景色。紅葉を終えた木々と道路に落ちる枯葉。すごくいとをかしです。
この辺りには昔、大成小中学校という学校がありました。昭和57年3月に廃校となった学校。
碑とおそらく遊具(回旋塔?)の頭が見えます。たまたま車を止めて撮影していると見つけた廃校跡。
かろうじて校舎の面影が残っています。笹薮がひどくてこれ以上進めませんでした。ここで学び遊んでいたこどもたちの様子を想像しながら、秋の終わりを感じつつ熊の気配も感じてそそくさとこの場を離れました。(少し乾いたクマの糞を発見)