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北海道の道北でいなかくらし。スラックライン、地域おこし、田舎暮らし、カメラ、RAW現像、デザイン、イラストについて。

地域おこし協力隊(嘱託職員)から地域おこし協力隊(NPO職員)になって変わったこと。整理。

嘱託職員からNPO職員になって変わったこと

NPO法人化して約2か月。業務過多でカタカタになりかけていますが、相変わらず楽しく生活しています。その中で気になる所や気づいたこともあったりしたので綴っておこうと思いました。

①結構「役場」のくくりで守られていた。

これは数か月前の出来事なのですが、他の協力隊員の中で役場職員住宅に住んでいた隊員が居たのですが、NPO法人化に伴い今までの役場職員住宅に住み続けることが出来なくなり引っ越しを余儀なくされました。

無事空きの住宅が見つかったものの、これまでの家賃の3倍(部屋数も2部屋減らしい?)となりました。もちろん田舎の家賃なのでそれでも相当安いのですが。恐るべし役場職員住宅。これじゃなかなか離れたくなくなる気持ちがわかる。

また、ちょっと別の話になってきますがNPO職員になってからの数日だけでも町の様々な団体から「〇〇委員やらないか」などの声を掛けられるようになりました。なぜだかわかりませんが。

これは良い方の変化かもしれません。基本的にはほぼ無報酬の町内活性化のためのもの。しかしながら安請負いしすぎると全く身動き取れなくなってしまう可能性もありますので自分がちゃんと責任持てる活動かどうか、慎重に動いていきたいと思います。

 

②副業のむずかしさ

副業、といえるものかどうかわかりませんがこの2か月で少し試している(いた)ものがあります。

  1. ほたて稚貝の漁手伝い(~4月末まで)
  2. 定番のポストカード販売
  3. 名刺、似顔絵その他制作 

今の時期、遠別町は田植えの季節ということもあって畑の手伝いアルバイト~なんかも声をかけて頂いたのですが、本業の方が少し慌ただしいので今回は断念しました。

協力隊として活動されている方の中でも副業が許されている地域はあると思いますが、今回経験してみて大変さをとっても感じました。そもそも、協力隊として副業をしていくためには『本業にするために副業する』という考えがないと持続させていくのは難しいのかもしれません。

副業をする、ということはその分の時間を労働時間として使うことになるので、これまでできていたことができなくなってしまいます。自分のケースで言えば、稚貝漁のお手伝いの時には早朝のスラックラインや写真撮影、散策などができませんでした。体力的にしんどくて。世のダブルワーカーすごいな、と感心せざるを得ない。

ポストカード販売と名刺、似顔絵その他制作に関してはやっていけそうな気がします。というのも、小さなまちですので『あいつ、似顔絵とかかけるらしいぞ』『写真も撮ってるらしいぞ』みたいな感じで少しずつながら噂が広がってきているようです。似顔絵に関してはこれまでのように無料で請けていると依頼のしやすさからか、『空いた時でいいから今度描いて』みたいな依頼が増えてしまいます。この依頼の扱いが少し難しいんです。空いた時、って難しい。

そんなこともあっておこがましいですが500円~1000円程度でサービス料的なものを取ることにしました。そうすることで、依頼が絞られたような気がします。こちらからお願いして似顔絵を描かせて頂くときはもちろん無料で。ちょっとしたお小遣い稼ぎという感じですが、これは続けられそうです。

今後NPO法人として活動していくにあたって、資金源は確保していかなければならないので、そう考えるとなんだか難しくて思考放棄したくなります。

③風呂敷の広げ方について

言っても協力隊活動2年目なので、やりたいことが結構あります。ただ、そこはNPO法人として町からの委託を受けて行う業務も多く時間が圧倒的に足りません。

【NPO法人化した⇒自由な活動!ひゃっほう!】というわけにもいかない部分も多々あります。すでに【NPO法人化した⇒自由な活動!ひゃっほう!】な気持ちで広げてしまった風呂敷、少したたまないとあかんという部分も出てきました。

終わりに

夢見るまではいきませんが、睡眠時間が少し削られてきている現状。都市部で働いているときに比べるとまだまだ睡眠時間は多い方ですが、ふと気づくとどっと疲労感が。たぶん頭をしっかり使ってるからだと思う。決して加齢の結果だとは思わない!思わない。

5月末でいったんいろいろ落ち着くことも出てくるので、改めてペースをつかんでいきたいと思います。