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北海道の道北でいなかくらし。スラックライン、地域おこし、田舎暮らし、カメラ、RAW現像、デザイン、イラストについて。

地域の魅力を考える。ちょこっと地元学②

 ※前記事(地域の魅力を考える。ちょこっと地元学 )の続きです。

地元学って?

タイトルに記載している地元学。地域に存在しているあたりまえのものが、実は外の人が見れば新鮮で、価値があるものだったりします。それを見出すことが地域の持っている力、人の持っている力を引き出す地元学の第一歩、と言われています。ここで詳しくは語りません(語れません)が、気になる方はいろいろ書籍も出ていますので読んで見て下さい。

地元学をはじめよう (岩波ジュニア新書)

私自身も地元学という存在を知ったのは昨年隣町で開催された、まちづくり観光デザインセンター代表のかとうけいこさんが行ってくださったワークショップ、講演の時でした。

(かとうけいこさんのブログはこちらから→ほっかいどう・寄り道紀行

 

まだまだ未熟な知識ながら、少しだけそのエッセンスをお借りして先日担当させて頂いた60歳以上向けの講義を行いました。

私自身が美しい、と感じた風景や建造物などの写真を見て頂きながら『これは素敵ですね』『これはなかなか都会じゃ見れないですよ』などお話をしていくと、参加した皆さんも「あそこのあの景色はもっといいよ」「私もこれは見たことある」などなど、場が盛り上がりました。さすがは先輩です。私が1年間で見つけた撮影スポットより深い情報を皆さん持っており、今では見れなくなってしまった光景の話なんかもしてくださいました。

驚いたのは、皆さんも実はこの地域を自慢したいんだ、ということです。自分の発言を共感をしてもらえるような空間ができれば、地域の魅力を語れるんだ、と。

 

高齢化、少子化、過疎化。少しずつ衰退している地域。そこになんとなく漂う諦めムードやマンネリ感。そういう空気が少しずつ地域の魅力を薄めている(自信喪失に繋がる)ような、そんな気がしました。

 私個人ができることは多くないですし、ぜったいにやりとげるんだ!!!!やるぞやるぞやるぞ!!!バカヤロー!!というような熱い気持ちは今のところありませんが、「住んでいる地域、せっかくなら楽しもう」の精神で今後も自分らしく楽しく生活を送りながら仲間を増やしていければいいなぁと思っております。

昨年から遠別町で「遠別地域マリンビジョンフォローアップ委員会」という組織が立ち上がって官・学共同での動きもあります。その中で地元学、というワードも出ているので地元学についての情報と知識を身に着けつつうまく関わりながら今後も活動していきたいなぁと考えています。

 

人前で話すと緊張による手の震え対策により、マイクも往年のアイドルさながらの両手持ちしかできませんが、今後またこのような機会があったら積極的に受けたいと思います。