9月15日。北海道も大荒れの予報。
夕暮れ時、空を見ると暑い雲に覆われた空が真っ赤に。雲がまるで爆風に飛ばされた土煙のように見える。
少しずつ変わる景色や色に、次の展開を期待しながら待つ。こどもの頃好きだったアニメが入るのを待つような、そんなワクワク感。
次第に赤色は収束、赤は小さくなり雲が本来の色を取り戻す。
陽が落ちて後には沈んだ後の残光と、不思議な雲の塊が空を埋め尽くしていた。
不思議な光景。まるで世界の終わりのよう。大魔王が降ってきてもおかしくなかった。
9月16日。この日も不思議な空。町中が真っ赤に染まり、驚いて海岸へと向かうと雲の端まで赤く染まっている。残念ながら夕陽を見ることはできなかった。
日没を終えて少しずつ暗くなるかと思えば、夕陽の残光が明るく広範囲を照らし始める。呪文でいえばイオナズン。大爆発。
夕陽が見えなかったことを少し悔みながら家路に。
玄関のドアを開ける前にふと振り返ると、街並みと夕暮れの姿が。
二日間、不思議な夕暮れが続きました。すごくキレイなんだけど、少し恐ろしさも感じるような夕暮れ。