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北海道の道北でいなかくらし。スラックライン、地域おこし、田舎暮らし、カメラ、RAW現像、デザイン、イラストについて。

【遠別町在住動物写真家:泊和幸さん】写真家の自宅を密着取材!

遠別在住、動物写真家の泊さん

北海道の中でも遠別町を含めた日本海側道北エリアは観光地としてはまだまだ無名の未開の地。しかしその分、広がる大自然とそこに生きる野生動物たちは生き生きと生活していると言えるでしょう。その野生動物を40年以上追い続けているのが泊さん。

 

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このブログでも何度か紹介してきましたが、今回泊さんの自宅でいろいろお話をお伺いできたので、もう少し掘り下げてご紹介したいと思います。

まだ世に出ていない、無数の撮影ファイル

自宅に伺うと、撮影ファイルが至る所に保管されています。野生動物との出会いは一枚一枚が一生に一度しか出会えないような奇跡の場面。撮影した写真やデータは唯一無二のものとなります。


ワシたちの一挙手一投足を逃すことなく撮影しようとすると、それはもうすごい数に。一度の撮影で数千回のシャッターを切る。その無数のデータの中から「このデータは〜の時撮影したものだ」と把握している泊さん。本当に好きじゃないと覚えられそうにありません。

 

 

「自分もフィールドの仲間」と野生動物に認めてもらう苦労

未だ世に出していない写真も含めて、これまでに撮影した写真や動画の中で思い入れのあるものを見せて頂きました。その日の天候や動物たちの様子など丁寧な解説付きのマンツーマンレッスン。


打ち上げられたオットセイの死骸に集まるオオワシとオジロワシ。おこぼれを貰うために来たワタリガラス、ハシボソカラス、ハシブトカラス。その脇に何気なく立っているカモメ。


朝日に照らされた遠別川。回帰し遡上を終え、息絶えた秋鮭を丸呑みするオオワシ。川を素知らぬ顔で渡るエゾシカ、ヒグマの足跡。


写真と動画ひとつひとつに野生動物の息吹を感じるとともに、その環境を自身のフィールドとして野生動物に認められるまでの苦労や忍耐を語る泊さんは優しい表情をしていました。

 

 


過去に撮影した動画を見る泊さん。何度見ても飽きないそう。

 

 


野生動物に認めてもらえるまでの苦労を語る泊さん。

 

 

野生動物の姿からこどもたちに伝えたいことがある

今、泊さんは撮り溜めてきた野生動物の生きる姿を納めた動画を整理しています。それはこどもたちに野生動物の姿を通じて伝えたいことがあるから。


命の儚さ、大切さ、自然の美しさ、何物にも代えがたいもの。時折冗談も交えながら真剣に話をしてくれた泊さん。

 


こどもたちに見せるため、秒単位で細かく動画の情報を整理。

 

 


「パソコンは苦手」といいつつ、慣れた手つきで写真を整理。

 

昨年までは農業の傍ら写真撮影をするというハードなスケジュールをこなしてきた泊さん。今年からは写真一本でやっていくそう。写真や動物たちと向き合う時間も長くなり、写真展なども積極的に実施中。

 

【2月21〜26日】紀伊国屋書店で写真展を行います

2月21〜26日、札幌駅前にある紀伊国屋書店にて海ワシ物語出版記念の写真展を行います。野生動物の写真が見ることができるとともに泊さんとお話しできる機会。お近くの方は是非足を運んでみてください。

 

写真展概要

期間:2月21日(土)〜26日(木)

時間:10:00〜19:00(最終日は18時終了)

会場:紀伊国屋書店札幌本店2階ギャラリー

〒060-0005 札幌市中央区北5条西5丁目7番地sapporo55ビル

※来場特典として特製ポストカードをプレゼント

※紀伊国屋書店の写真展が終わり次第、2月27日(金)~3月5日(木)まで北海道どさんこプラザ札幌店(北口駅構内)でも写真展を開催。

 

「原田さんのブログを見たよ」と伝えると、泊さんと仲良くなれるかもしれません。保証はできないです。

 

写真も素晴らしいですが、泊さんの人柄も魅力的です。直接お話しすると、おおらかな人柄を感じることができると思います。「アッハ〜!」と豪快な笑い声が特徴的です。

 

泊さんに関連する情報

▼写真家泊和幸 Facebookページ

▼写真集「海ワシ物語」 

写真集「海ワシ物語」

写真集「海ワシ物語」

 

 

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