白老町竹浦飛生地区、トビウキャンプに参加したけれども
待ちに待ったトビウキャンプ!昨年は遠別町の事業と重なってしまったため参加できませんでしたが、今年は早いうちからガッチリマークしていたイベント。
なのに。
前日までのオーバーワークで体調最悪という始末。最近たまに起こる激しい頭痛と吐き気に悩まされた当日となりました。夜23時近くから調子が戻ったのでそれからの時間の話が中心となります。ちくしょう。
TOBIU CAMP(トビウキャンプ)って?
多領域の表現分野のアーティスト達がキャストとなって、一昼夜の森の舞台を演出するトビウキャンプ。5年目を迎える今年は、コンテンポラリーダンス・演劇の演出を色濃くし、影絵作家・人形劇作家の招聘など、音楽以外の表現も多彩。
毎年恒例の"ウポポ大合唱"の開催時間を夜間帯に移すなど、より物語性を重視した時間軸の構成で試みます。風も雨も虫や動物の鳴き声も満点の星も朝露も、すべてがこの日の大事な要素のひとつです。あなたも舞台キャストの1人となって、森の一夜をぜひ大切な人と一緒にご体感ください。《引用:TOBIU CAMP | 北海道 白老・飛生で開催するアートと音楽の創作舞台》
北海道の山奥にある廃校舎を中心に面白そうな空間が広がるイベント。楽しくないはずがない。頭痛に襲われていたって楽しくないはずがない。
写真で振り返る
飛生小学校が廃校した直後の1986年からすでに共同アトリエとして機能していたというこの場所。僕が生まれた翌年ですよ。
トビウキャンプというイベントが始まったのは2011年。30年近くの間芸術と地域住民とが少しずつ関わりながら、若手のアーティストが集まり、作り上げた空間。
そうした基盤がしっかりとあるから北海道の片田舎でこうも心地よいイベントが実施できるんですね。
トビウキャンプに見る田舎とアート
『田舎にアートを!』っていうことはいろんなところでもやっているし、実際に成功しているという所も、それってどうなの?ってところもあるしで正直よくわかりません。
その真ん中に、何が置いてあるのかが大切で、ドカンと大きな派手なものを創るよりも、少しずつ育てていくような視点が必要なのかもしれません。
参加者も楽しそうにしていたけど、運営メンバーやアーティストの皆さんが何より楽しそうだった印象がとても残っています。頭痛に悩まされていたけど。
この土地の歴史を知り、森や生態の循環を学び、人と人が繋がってまた新しい創造が生まれていく。TOBIU CAMPは単発や仮設的なイベント計画ではなく、森づくり活動を含めた長編の物語を作り続けているようなものかもしれません、その過程のお披露目が今日、この2015年度版の「森の舞台」となります。来年以降を見据えつつ、森づくりという作品づくりは続いていきます。《TOBIU CAMP フライヤー ごあいさつより引用》
来年は、万全のコンディションで臨みたいと本気で望んでいます。