便利な世の中に眠るこざかしきものたち
本当に便利な世の中になりました。いなかくらししているわけですが、様々な便利グッズに助けられながらほぼ不便なく生活することができています。
しかしながら利便性を追い求めた結果『これは、こざかしいなー』って思わずにはいられないものが生まれてきていたりもしています。
今回は私の身近にある<愛すべきこざかしさ>を持ったものたちを5つ紹介したいと思います。
イラストは、ご存知の通り梯子登りのわざの一つ<駒ぜり>です。フォントはベーコン さん(id:rororororo)のブログで紹介されていたあさご本丸ゴシックを使用させていただきました。食肉製品をさんづけで呼ぶのは新体験。
続:デザイナーが仕事で使いまくるフリー日本語フォント6選 - ベーコンさんの世界ブログ
愛すべきこざかしきものたち
1、トイレットペーパーが二つ入るタイプのホルダー
トイレットペーパーがストックできるタイプのホルダー。レバーをガションと動かすと、ストックされているトイレットペーパーが下に降りて、空になったトイレットペーパーが自動的に排出されるやつ。
さらに、その直下にゴミ箱を設置して排出されたトイレットペーパーの芯が自動的にゴミ箱へ、なんてケースも見かけます。というか実家がそのタイプです。あーこざかしい。愛すべきこざかしさ。
2、散髪マント
たまに自分で髪を切ることがあるのですが、そんなときに役に立つ散髪マント。髪の毛って掃除しづらいので、このマントがあれば便利なんです。なにがこざかしいって、袖が付いていて、自分でカットするときにもマントを避けなくても散髪できるんですよね。あぁ便利でこざかしい。 ただ、乾いた髪の毛を切った時は切った髪の毛がマントを超えて床に散らばることも。
3、印鑑ホルダー
印鑑ホルダー。印鑑を取り出す→朱肉につける→押すという3段階の作業のうち、朱肉につけるという作業を減らすために生まれたアイテム。蓋を開けるだけで印鑑を押すことができる優れものですが周りでは最近あまり見かけません。意外とメカニカルな動きをするのが見てて面白いし、その動きがこざかしいなって思う。
4、電波時計
学生時代、新聞配達をしていて勤続何年かの記念品として頂いた電波式の目覚まし時計を未だに使用しています。
すごく便利なんですけどね!すごく便利なんですけど電波を受信しないこともしばしば。電波を受信しない時の表示が少し気持ち悪いですし、いざ手動で合わせようとしても操作が難しくて結局電波受信待ちの泣き寝入りになることが多いです。
正直、手動で合わせる時計で十分かなぁと思っています。賢すぎて扱えないこざかしい。
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5、OS X El Capitanのライブ変換
Macユーザーならわかると思うのですが、<ライブ変換>という機能がありまして。
説明するのが難しいのですが、ざっくり言うとキー入力の補助をしてくれる機能でスマートフォンなんかについている予測変換に近い感じ。便利なんですけど絶妙に使いづらい。頭良すぎて先回りしすぎている感。
例えるなら、早押しクイズで問題を最後まで聞かずに答え出している感じ。間違いも多いんですよね。あぁこざかしい。あと、未だに読み方に自信がないです。エルキャピタン?
大きな愛でこざかしさを受け止める
<こざかしい>ということばはあまり前向きでないことばとして扱われますが、個人的にはとても好きなことばです。今回紹介したものたちもそうですが、賢すぎて不器用な、そしてどこかずれているのにドヤ顔をしているようなものたちを大きな愛で受け止めてあげたいと思います。
とはいえ、基本的には便利なものばかり。世の中にまだまだ眠っている愛すべきこざかしきものたちを見つけていきたい。