思い立って廃坑。珍しい円形体育館。
遠別町のとなりのとなりまち。羽幌町はご存知でしょうか。甘えびがおいしい町であり、遠別町から一番近いドラッグストアのツルハドラッグがある町です。この町には今はもう使われなくなった炭坑、いわゆる廃坑があります。その名も羽幌炭鉱。羽幌炭鉱は羽幌本坑、上羽幌坑、築別坑の三つに分かれているようですが、今回訪問したのは築別抗。
羽幌町から遠別町方面に車を少し走らせると青看板に「曙」の字が見えてきます。そこを右折。あとはうまいこと行けば炭坑方面に進んでいけます(道案内手抜きました)。
車で30分程走らせると少しずつ廃墟などが目立ち始めてきます。そんな中、一番最初に出会ったのは廃校の太陽小学校。珍しい円形体育館。
もういきなり雰囲気あるやーん。正直、なんで一人で来てしまったんだろうと後悔しながらも、写真撮りたい!という欲求とのジレンマです。
欲求が勝って中へ。中に入っても雰囲気満載。でも素敵な空間。
この体育館に立っているのは消火器だけ。こどもはもう立つことはありません。
校舎へと向かう通路は全く通る気にならないほどの雰囲気でした。
床には何だかわからないキノコが生えていて、これもまた趣があるなぁ。
体育館自体は窓から光が入っていたので明るく、入ってしまえばこっちのもんという感じでしたが、自分がたてた物音にひぁ!となることが数回ありました。
正面玄関に悪意あるいたずら、そして失禁(未遂)へ。
体育館を後にして校舎前へ。
至る所に生える苔と蔦。訪問当時は昼前でしたが、なんだかひんやりする雰囲気を感じつつ近くに寄ってみます。
入口の前にも植物がわんさか。現在、校舎は立ち入り禁止になっていたのでここまで。そもそも自由に入れても一人じゃここが限界だよこわいよ。さぁ帰ろうか、とふと左側を見て見ると驚愕の光景。
クマ!のはく製。
今だから笑えますが、一人でこの光景を見た時はまじで失禁するかと思いました。言葉にならない声が出たと思う。絶対悪意あるよ、このはく製の配置。この一件で心臓の鼓動が大変な速さになったので小走りで車に戻る。この時、もうやだーって小さい声でつぶやいてしまったと思う。
そもそも、お化け屋敷もホラー映画も苦手なのに一人で廃墟探検に行こうとしたことが間違っているということには気づいていました。でももう後には引けない感じに(勝手に)なっていたので、太陽小学校を後にして炭坑方面へと移動します。心臓の鼓動はまだ早いまま。
(その2に続きます。)