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北海道の道北でいなかくらし。スラックライン、地域おこし、田舎暮らし、カメラ、RAW現像、デザイン、イラストについて。

遠別スカイランタンプロジェクト始動。

遠別町のスカイランタン打ち上げの様子

遠別町には地域おこし協力隊が4名います。そのうちの一人隊員2号は岡山県出身で、世界を放浪しその旅先で見かけたのがスカイランタン。遠別町でスカイランタンを打上げたい、と隊員2号が言い出したのがきっかけではじまりました。

活動一年目から計画はしていたものの賛同者が少なく、3年目の今年になって実行可能となりました。これには町民との関わりが不可欠で徐々に親交を深めていった遠別商工会青年部の方との協力なくしてできない事でした。

試験的に2月9日に行われる遠別冬まつりでやってみよう、という話になり消防との兼ね合い、地域住民の理解など色々と問題はありますが今回実施することが出来ました。

日本では一部実施例がありますが、北海道では初の試み。(非公式ではやっているところがあるとの噂も…)初年度ということでまずは30個のみの打上げでしたが初めて見るものに参加者は楽しそうにしていました。

この日、風は山背で打上げには良いコンディション。風も予報では風速2mと比較的穏やか。夜になるにつれて少しずつ風が強まってきました。

打上げのタイミングでは風・雪が強まり、残念ながら一斉に飛ばすことが出来ませんでした。3個ずつ慎重に打上げて30個のうち3個、打ち上げ前に風で火がランタンに燃え移ってしまい打上げに失敗。それ以外のものは全て打ちあがり、南西の海へと飛んでいきました。

反省点は、
●もともと風の強い地域、点灯の際に風を和らげる工夫が必要。風よけを作る、テント内で点灯するなど。
●実施補助は多ければ多いほど良い。全体統括(マイク打上げ号令)、ガスバーナー役、一組に一人補助役など。
●実施前準備、町内全域にテレビ電話で打上げ時に告知を流せば万が一の予防になる。

試験実施ではありましたが参加者は初めて見る光景に感動していました。迫力にはかけましたが今後の可能性を十分感じることが出来ました。火を扱う以上、色々課題は出てくると思いますがスカイランタンをひとつのイベントとして実施できるよう動いていきたいと思います。

花火の撮影むずかし。