海岸の流木を拾うために押さえておきたいことを4つまとめます
海岸での夕日撮影に行った時にたまたま見つけた流木。それがきっかけで出会った流木ですが、今では流木を拾うことを目的に海岸を散策することも増えました。今回は何度も足を運んだことで気付いた、楽しい流木ライフを送るために抑えておきたい4つのことをお伝えします。これから流木拾いを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
1、まずは場所を見つけよう。
流木は海岸であれば至る所に落ちていますが、場所によって集まる流木の種類が違うのに気付きました。極小の小枝のような流木が多い場所、大木が多い場所、流木以外の凝着物が多い場所などなど。波、風の強さ、時期によってまちまちだと思いますが何度も通ってお気に入りの場所を見つけましょう。
私の場合は遠別町のこの部分がお気に入りの場所です。港の裏側、遠別川と海との合流地点そば。地図で見ても溝のようになっていますが、こういった場所の方が流木が集まりやすいのかもしれないですね。
2、いつ拾いに行く?
場所が決まれば現地へ赴く日を決めましょう。天気と相談です。個人的には、嵐の後の晴れた日がおすすめです。
- 強い波で流された流木が数カ所に固まっている可能性が高い
- 大きさ毎に自然と整理されていることが多い
- 単純に嵐の後の海岸はワクワクする
あちらこちらに流木が散っている状態で探すと結構な体力を消費します。できるだけ何箇所か固まったところで拾えれば効率が良い。また、波の自然効果で大流木、中流木、小流木が自然と整理されていたりします。不思議なことに。
雨の日だと、水を吸った流木が重たいのでオススメしません。雨の日に拾いに行く人はいないと思いますけれども。
3、早速現地へ。装備はしっかり。
なんとなく場所を決めたら早速現地へ行きましょう。そんな時のおすすめ装備。
- 靴底が厚めの靴
- 風を通しづらい、汚れても問題ない上着。
- 厚手の軍手
- 大きめの布・ナイロンバッグ
流木を拾う時、怪我でもしてしまったら大変。突出した小枝の流木が突き刺さる可能性があります。靴底の薄いスニーカーではなく、滑りづらい厚底の靴を選びましょう。トレッキングシューズや登山靴であれば完璧。砂浜を歩く機会も多いので長靴だと砂が靴に入らずに集中して流木拾いに没頭することができます。
海風が体温を奪っていく海岸。潮を浴びることも想定しておしゃれな上着ではなく汚れても問題のない上着(ウインドブレーカーなど)を来ていきましょう。
また、軍手も必須。海岸に打ち寄せられた流木には砂をはじめ様々な汚れが付着しています。拾った流木の目に見える汚れを落としながら袋に入れておくと後々の処理が捗りますので軍手をはいて流木拾いに臨みましょう。
拾った流木を入れる袋は小枝などの飛び出ている部分で穴が開いてしまう可能性があります。ビニール袋だと最初は小さな穴でも重たくなった際に破れてしまい、これまで拾った流木が水の泡、なんてこともありますので、もう捨てる寸前の布製のバッグがおすすめです。
4、どんな流木を拾う?
装備が準備できたら早速拾い始めよう。一口に流木といっても樹の部分によって形状は様々。なんとなぁく種類が別れています。流木ワークショップでこどもたちが製作した作品を元にお伝えします。
根の流木
木の根っこの部分。穴がボコボコ空いているのが特徴です。若干気味悪さを感じさせる形状がグレイト。流木の内部に砂を多く含んでいることもあり後処理が少し大変。
板の流木
おそらく一度加工された板木材の流木。使い勝手がよい万能タイプ。このまま表札にしたり流木クラフトをする際には欠かせないタイプの流木です。
枝の流木
樹皮がずるむけで丸くてツルツル。初心者に優しい枝流木。形も手触りもそれぞれ個性的で眺めているだけでも楽しい。
そのほかにも幹の流木、角材の流木、なんだかわけわからない流木など様々な形があります。
拾う流木の選別
種類がなんとなくわかったらあとは拾うだけ。しかし一人の人間が一度に拾える数には限りがあります。流木が落ちている場所は足場も悪く体力もぐんぐん奪われる。いくらでも落ちている流木をその都度選ばなければいけません。そんな時にオススメの方法を伝授します。その名もじゃんけん拾い。
じゃんけん拾いとは
「あ、これいい流木素敵。」と思った流木をまずは片手にキープ。それを基準として次の流木を探します。また良さげな流木を発見した時、キープした流木と比べます。そのフォルム、愛らしさ、なめらかさ、冷静に判断してキープした流木の方が惹かれるなー、と思ったら泣く泣くその流木はパス。さらに次の流木を探してキープした流木よりええやん、ってなった流木を袋の中に入れていきます。こうすることでより洗練された質の良い流木を手にすることができるのです。
流木との出会いは一期一会。されど手にすることができる流木は限られます。この方法でより洗練された、満足度の高い流木を厳選していけばきっと楽しい流木ライフが送れるはずです。
流木にはロマンが詰まっている。
いっくらでも転がっている流木ですが何年も海に漂い身を清め、私の住むこの場所に流れ着いて手に取られる確率は一体どれほどの確率なのでしょうか。そんなことを考えると流木のことが愛しく思えてきます。興味がある方はぜひ一度拾いに行ってみてください。
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今回は拾うところまでのお話。拾った後にもやっておいたほうが良いことがいくつかあるのでその点についてはまだ後日お伝えしたいと思います。
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