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北海道の道北でいなかくらし。スラックライン、地域おこし、田舎暮らし、カメラ、RAW現像、デザイン、イラストについて。

雪降る前に!流木拾いと久しぶりの流木オブジェの制作。

流木は溜まる一方。

海岸に流れ着く流木。景観を乱すべし海水浴の時には邪魔だべし、あまりいいことがない流木の存在。ただ一つ一つ手に取ってみると長い間波にさらされて丸みを帯びたシルエットや、樹のどの部分なのか見当もつかない不思議な形状のものなどそれ自体がアートのようなものもあったりします。遠別町に住んでから早い段階で興味を持った流木ですが、なんだかんだ過ごしていくうちに制作は滞っていました。海岸を散歩するときに気になったものは持ち帰ったりしていましたが調べてみると流木制作をしたのは5月が最後。


最近の似顔絵イラストと流木。 - inaka.life

流木をつかったこども向け体験授業。

今週末、遠別町の教育委員会主催のこどもチャレンジ教室という事業の中で講師として流木オブジェを使った体験授業を行うことになりました。木工の専門知識はありませんが、できる範囲のことでこどもたちに楽しんで何か学んでもらおうと思ったらどういう体験に組立てようか今もまだ思案しているところです。自分自身がそうなのですが、流木をみるとワクワクします。どうしてこんな形になったのか、どうやってここにたどり着いたのか、どこからきたのか、などなど想像を掻き立てられます。そんな感情を少しでも抱いてくれればいいなぁと。

とりあえず、こどもたちのお手本となる作品をちまちま作っていますが、本当は手を掛けずにそのままの形が好きです。最近弄んだ2作品を紹介します。

流木オブジェ作品紹介。

まずはこちら。まるで小物置きのような形をした流木。制作過程は、、

  1. 水洗い(激しめ)
  2. 真水につける(1~2時間)
  3. 乾燥
  4. 軽くやすりがけ
  5. ニス塗る
  6. 乾燥
  7. 完成!

何が正解なのかわからないままですがとりあえず行き当たりばったりでこんな過程。ニスを塗ると光沢が出るけど、流木らしさが少し損なわれるような気もします。これは好みかな。形状には手を加えていませんが、メガネなんかも置けちゃいます。

続いてはこちら。

これも小物をひっかけるオブジェ。良さげな小物が見当たらなかったのでポストカードをひっかけてみました。

  1. 水洗い(激しめ)
  2. 真水につける(1~2時間)
  3. 乾燥
  4. やすりがけ
  5. 完成!

こっちもほとんど行程は変わらず。ニスを塗らない分、やすりがけは丁寧に行いました。ささくれのようなものがたくさん出ていたのでそのあたりをひたすらやすり攻め。ちょうど良さそうなところに100円ショップなんかで売っているホックを装着。ついさめなものはひっかけてもバランスは崩れないです。

邪魔者率高めだけど役に立つよ流木。

今回集めた流木の数は80個近く。さすがに重たいわ、何を基準に選んでいるのかも分からなくなったりもしましたが、なんとかこどもたちの分は確保できました。職人技…とは到底及びませんが、気軽に制作できるという点は今回のようにこどもたちと一緒になど集団でワークショップ形式で簡単に行えるので逆に良い点かなぁと思います。同じ形は世界に2つとない流木を使って想像を膨らませて自分オリジナルのオブジェを制作。こどもたちがどんなものを作るのか楽しみです。

邪魔者とされがちな流木ですが、見方を変えると少しだけ良い奴に見えたりするのが面白いですね。