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北海道の道北でいなかくらし。スラックライン、地域おこし、田舎暮らし、カメラ、RAW現像、デザイン、イラストについて。

神社祭の直会で、小学校の用務員だった人に再会した話。

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先日行われた遠別神社例大祭。祭りが終わった後は直会(なおらい)。田舎ではイベント後に「おつかれさん!このあとなおらいね。」という流れができています。なおらいの意味もよくわからないままでもとりあえずお酒飲むんだろうなぁということは容易にイメージがつきます。

直会(なおらい)とは

一般には、神事終了後の宴会(打ち上げ)とされるが、本来は神事を構成する行事の一つである。神霊が召し上がったものを頂くことにより、神霊との結びつきを強くし、神霊の力を分けてもらい、その加護を期待する。神社から餅などを頂く場合にいう直らうも似た意味の言葉である。

神社本庁が定める「神社祭式」では、どの祭式・祭祀でも必ず直会を行うとし、その具体的な作法も定めている。祭祀によっては故実による独自の作法が伝わっているものもある。

季節の野菜・魚介類などが神饌として供えられた場合は、それらを調理した物が出される場合が多い。このため、神社によっては直会での料理は郷土料理と同一の場合がある。

神事によっては祭祀者が神と一緒に食事をすると言う物もあるが、この場合は決められた神饌であることが多く、直会とは異なる神事である。(wikipediaから)

 調べてみたら結構かみさま関連の難しい言葉が出てきました。しかしながらビーチバレー大会後の打ち上げのこともなおらいって呼んでるから、こちらではおそらく≪イベント後の打ち上げ=なおらい≫という認識なんだろうなぁと、一つ勉強になりました。

 

さてタイトルの件。私はUターンでこの地に戻ってきた協力隊員(元)なので、この地域の中では新たな出会いというよりも再会の機会が多いです。といっても、ほとんど自分がちいちゃいこどもの頃に出会っている、もしくは両親のことを知っている、という方がほとんどで自分からしてみたらほぼ初対面のパターンが多いのです。

 

そんななか、お祭りの塩打ち役(列の先頭で塩を撒く役)が私が小学生だった頃に用務員をしていた方でした。小学生の頃の記憶ですから、「なんか見覚えあるぞ」とは思いつつもすぐにピンとこず、ムラムラ考えていました。そしてなおらいの頃ようやく思い出し、せっかくなので話しかけてみました。

「僕、小学生の頃にお世話になってたんですけど見覚えありますか?」

「ん?ぜんぜんわからん!」

元用務員さんもやっぱり覚えていません。笑 それはそうです。何人もの小学生を見てきているんだから当然です。中途半端に、んーみおぼえあるけどなー、うーん、という先の見えないやり取りが始まるよりもこれくらいのバッサリ感がちょうど良いです。

私も、ぎりぎり絞り出した記憶の中では直接話すことはほとんどありませんでした。下校時間や朝の時間、中庭の芝を刈っている時に挨拶をしたりする程度。ただ、すごく穏やかな顔であいさつをし返してくれていたことはなんとなく覚えています。

裏庭でなにか作ったり、直したり、花を植えたり。そういう姿を見て用務員さんは優しそうで穏やか、そして何でもできる人、みたいな印象を持っていました。

 

その穏やかな顔をした用務員さんと同じ席で飲みながら話していましたが、意外と日本酒めっちゃ飲むし煙草吸うし、勝手に抱いていた幻想とは全くかけ離れていました。それが逆にうれしかった。「そりゃそうだ、人間だもの。」と一人で納得しながら飲み進めていきます。正直自分も酔ってしまったし用務員さんも酔っていたので何を話していたか結構曖昧だけども。こんど改めて話をしに行こう。

 

小学生の頃、【こどもと用務員さん】という立場で関わっていた人と、自分が大人になってから【三十路のおとこと酒好きのおじちゃん】の関係で酒を酌み交わせたことがとてもうれしい体験でした。

これはたぶんUターンで地域に戻ってきた人が味わうことができる喜びだなぁ、と感じました。新たな出会いはいくらでもできるけど再会できる人ってタイミングだったり状況だったりに左右されるから意外と貴重なんだなと再認識。再会したい人リストを作ってみよう。記憶をたどるのがすごく大変そうだけれども。

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