今週のお題「私がアツくなる瞬間」
道北に初夏を知らせてくれる花
北海道の左上のほうを舐めたら痛い目にあいますよ。まだまだ暖かさより肌寒さを感じることが多い今日この頃。遠別町の金浦原生花園にエゾカンゾウが咲き始めました。
エゾカンゾウは漢字で〈蝦夷甘草〉と書き、本州では〈日光黄菅 - ニッコウキスゲ -〉と呼ばれているそうです。
成長したエゾカンゾウは茎の高さが80cmにも達する高身長なお花。ひとつの花は1日しか咲かず、朝に咲いた花は夕方になればしぼんでしまうという儚い花なのです。
属名であるHemerocallisはラテン語でhemelos(日)とkallos(美しい)という言葉を合わせて1日の美しさを意味しています。エゾ萱草(カンゾウ)のカンゾウは忘れる草という意味で、花言葉は憂いを忘れる草、という意味を持っています。
なんだかんだこのブログを続けて3年目。エゾカンゾウ朝の観察をするのも3度目ということで感慨深いものがあります。どんなに寒くてもワクワクして胸が熱くなるのを感じるんですよね。過去の様子はこちらからどうぞ。
早朝出勤前の日課が開花状況を確認するなんて贅沢な生活。 - inakalife
【エゾカンゾウ定点観測】明日のイベント準備で大忙し。 - inakalife
花を見て季節を感じる。エゾカンゾウの咲く季節。 - inakalife
それでは早速今年のエゾカンゾウの様子をご覧ください。
6月1日、エゾカンゾウの様子
空に天使の梯子がかかっていたのでエゾカンゾウと一緒に撮影。エゾカンゾウはまだまだ1割にも満たないくらいの開花状況です。この日、風が強くつぼみも花も風に揺られていました。
エゾカンゾウの花とつぼみのシルエット。普段は朝撮影に出ることが多いのでこういった写真を撮るのは少ないです。天使の梯子が印象的。このつぼみももうすぐ咲きそう。
満開のエゾカンゾウ。風でブルンブルン揺れるからピント合わせるのが難しいです。おかげさまでピントが甘めです。
イソツツジ親方も可愛らしく咲いています。エゾカンゾウの脇役に見られがちだけど、群生している様子はなかなか良い眺めです。
これから本番、エゾカンゾウ
まだまだつぼみのほうが多い遠別町金浦原生花園。つぼみばかりのこの時期も、この先咲くであろうエゾカンゾウの黄色が広がることを想像して楽しめます。
旅行だったり新しい人との出会いで刺激を受けることもすごく大切な要素だと思いますが、毎年変わらず訪れるものにも同様の価値があるように思えます。
今日から長くて2週間くらいの期間ですが、エゾカンゾウ中心の生活になります。不安なのは天気。
明日の最低気温8℃ですし、風速10m近いですし、どうゆうこと。神様エゾカンゾウをお護りください。