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北海道の道北でいなかくらし。スラックライン、地域おこし、田舎暮らし、カメラ、RAW現像、デザイン、イラストについて。

流木教室。こどもたちの発想に楽しみながらワークショップ。

流木と木の実を使ってワークショップ

先日、遠別町の教育委員会主催で行った流木オブジェ制作。小学校3年生~6年生まで25名が参加しました。今回、低学年の子も参加するということで木材の加工はせず単純に飾り付けする形としましたがそれぞれ工夫を凝らして出来上がった作品。大人が創るものとはまた違う大胆な作品の数々をご覧ください。今回、自分は講師として参加したので写真は当NPO法人代表理事が撮影してくださいました。おとこのこの作品、おんなのこの作品でも違いが出て面白いです。

まずは流木素材選びから。

今回のワークショップ用に拾った流木60本以上。それぞれ変わった形の流木をこどもたちが選びます。「これ◎◎みたい!」なんて声も飛び交っていました。なかにはグロテスクな形の流木もありましたが、こどもたちはそれを選んでくれませんでした。お気に入りだったのにかなしい。

選び終わったら早速創作開始。秋の山の落し物、木の実などを上手に配置していきます。このあたりはおんなのこが上手。

おとこのこは不思議な形の流木をなぞの生き物に見たてている子が多かったです。その気持ちわかるわー。一番不思議だった作品。名前は「プーン」らしい。セリフが「じごくだぜー」っていう。不思議すぎる。

今回はフォト・カードスタンドづくり。

最初からすべて自由に、というのも少しハードルが高いかな、と思い今回はフォトスタンド。事前にこのような部品を用意しておきました。100円ショップなんかで売っているアルミの針金をペンチで形作ってカードを挟めるようにしています。

念のため、フォトスタンドの土台を入れる穴は大人があけます。流木は簡単に穴が開くのでたこやきひっくり返す奴でも十分。なんて名前だっけなこのたこやきひっくり返す奴。

完成した作品たち

こう見てみてもどれがおとこのこの作品かおんなのこの作品か一目瞭然。小物づかいや色の組み合わせなどおんなのこは上手です。それでも今回のMVPはやっぱりプーン。写真立てにしなくても十分な存在感。

 

流木ワークショップを終えて

流木を扱ったのは個人的な趣味の一環ですが、もう一つ理由があります。海沿いに住んでいるとよく見かける流木は比較的ネガティブにみられるケースが多いです。毎年海開き前には冬の間に溜まった流木を大掛かりな重機を使って片づけなければならなかったり、海沿いにあるだけで景観を損ねてしまうなどなど。そんな邪魔者の流木も、見方を変えるとなにかに生かせるかも、そんな気持ちもうっすら持っていたのはうそじゃないです。今回、大勢向けに初めて流木を使ったワークショップをやってみました。もう少し少人数で流木拾いから数回に分けて本格的な工作をやるのもおもしろそうです。こどもだからここまで自由にできたのかな、という部分もありますが、ぜひ大人を集めてやってみたい。今年はもうすぐ雪が降るので来年のネタとして温めておこうと思います。