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北海道の道北でいなかくらし。スラックライン、地域おこし、田舎暮らし、カメラ、RAW現像、デザイン、イラストについて。

【ロケーションフォト】スポットウォーキングさっぽろは楽しいことをあきらめない。

札幌でロケーションフォトを撮りました

今回ご依頼頂いたのは《スポットウォーキングさっぽろ》の平間代表(通称ひらまる)。1月に札幌市で行われたほっかいどう三十路式の実行委員の代表も務めた自他共に認める福祉マニアからのご依頼でした。

 

この写真ではわかりませんが、左サイドを深く刈り込んだ攻める姿勢が見え隠れしています。

 

 

ちょうど別件で札幌市付近に出没していたので早速撮影へ。場所は札幌市の中心部、大通り周辺での撮影となりました。

 

札幌市のシンボルテレビ塔前にて

まずは札幌市のシンボル、テレビ塔を背景に撮影するため少しだけ移動。

 

 

天候は微妙な曇天でしたが明るい笑顔を見せてくれるお二人。

 

社内研修の講師をした帰り、ということでお二人ともスーツ姿で登場。

 

 少し雰囲気を変えてモノクロームで。

 

お二人が活動している《スポットウォーキングさっぽろ》は2012年に発足した札幌市内で車いす当事者、そうでない方が一緒に街を利用し、不便さや気付きを見つけ、配信していく街づくりの団体です。

普段は気にしてないけど実は不便な人にとってはめちゃめちゃ不便なところって街中にあふれているんだ

またそう感じ、楽しみの選択肢が非常に限られてしまっている人たちが沢山いるんだ

ちょっと配慮することで楽しみの選択肢が増える人がいるんだ

ひらまるが福祉を暑苦しく語ってみるブログより引用》

 

『少しの配慮で楽しみの選択肢が増える人がいる』ということばに心惹かれました。ことば遊びのようですが、『困っている人がいるから助けよう!』ということばの表現は決して悪くはないのですが、どこか無意識のうちに同情に近い感情が見え隠れしているような気がしてしまうのです。

肩肘張らずに、お互いが楽しめる距離感での活動をしている様子が垣間見える一枚になりました。

 

続いて赤れんが庁舎前へ 

さっぽろ駅前にある赤れんが庁舎前に移動です。平日ながらちらほら赤れんが庁舎前で撮影する人も。

 

終始にこやかに会話している二人。はい笑ってー!という必要が全くありません。

 

会話の内容は聴こえませんでしたが、ジェスチャーと表情を見る限り、好きなお尻の形について平間氏が熱弁しているように見えます。嘘です。

 

再度テレビ塔前へ

ライトアップされたテレビ塔前で撮影。

 

この噴水、意外と気まぐれに吹き出したり静まったりするようで結構焦らされました。

 

撮影を終えて打ち上げへ

約一時間ほどで撮影は終了。その後は三人で打ち上げへ車で向かいました。なんとひらまるのマイカーはスロープ付きの車。

親族に車いすの方がいないにも関わらず福祉が好きすぎてスロープ付きの車を常用しているという心意気に、抱かれてもかまわないという気持ちになりそうです嘘です。

 

手慣れた手つきで車に案内していきます。

 

場所は、燻製肉専門OZ bar(オズバル)へ。お店の看板前には簡易スロープも用意されていて、事前に予約しておけばスロープの準備もしてくれるとのこと。この日は予約なしでの来店でした。

車いすでも入ることができるお店で、来店した途端に移動を妨げてしまうソファなどを避けてくれるという、スタッフの皆様も気持ち良い接客をしてくれるお店です。

そして燻製料理がとても美味しいです。

心もお腹もいっぱいで終了

美味しい燻製料理もいただいて、この日の撮影は終了。終始笑顔のとても楽しい撮影でした。純粋な『楽しい気持ち』のまわりには良い雰囲気が溢れています。

 

今回撮影の依頼を頂いたひらまるですが、スポットウォーキングさっぽろの活動だけではまだ生活をすることができないとのことでいろいろな仕事もこなしている毎日。『貧乏暇なしだよー。』なんてこぼしていました、がその表情に悲壮感はかけらも見えません。

自分に正直な生き方をしている人特有の、人を惹きつけるものがありました。撮影を通じて良い写真を撮ることだけでなく良い刺激を頂いた満足感で心もいっぱいになる1日でした。

 

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