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北海道の道北でいなかくらし。スラックライン、地域おこし、田舎暮らし、カメラ、RAW現像、デザイン、イラストについて。

潜入!北の秋鮭漁。漁師さんのスペックの高さに脱帽。

先週、秋鮭漁を行う船に乗せて頂き撮影をさせて頂きました。実は遠別町で秋鮭漁を行う船は1隻のみ。9月から10月の中旬くらいまで大体30~40回ほど漁に出るとのこと。その他の漁業部は秋のホタテ稚貝漁に出ています。そんな遠別では意外とレアな秋鮭漁の現場を撮影した写真の数々をご紹介していきたいと思います。

出発は夜明け前。少しずつ日が昇るのを船上で眺めます。

網を設置した漁場まで30分程移動。それぞれ移動時間を過ごす。

同乗したNPO法人えんおこの代表理事。こう見ると漁師さんに見えなくもない。

波に揺れる船の船頭に立つ漁師さん。さすが慣れています。

現場に到着して早速網を上げる。激しく抵抗する鮭をつらっと生簀に入れていきます。

網上げが終われば移動。この日は合計5つの漁場に行きました。決戦前の侍のような出で立ちです。

漁師さんのヤッケの色合いがまるで戦隊ヒーローのよう。漁師戦隊アキサケトルンジャー。

よーいやせ、よーいやせと掛け声を掛けながら網を上げる。不安定な船上で駆け回る漁師さんの姿に惚れそうになりました。

そんな漁師さんの後ろでは具合悪そうなNPO法人えんおこの代表理事。表情が秀逸でした。

すべての漁場を回り、帰港。

港に着くとすぐに選別作業。オス、メス、大きさを瞬時に見抜く浜職人。早すぎて私には全く理解できませんでした。

生まれて初めて漁船に乗りましたが、不安定な足場で自由に動き回る漁師さんはやっぱりすごい。波、風、気温によって変わる状況を瞬時に判断してなんとなく全員共有するスペックの高さに驚きました。今年の秋鮭漁はもう2、3日で終了となります。釣り人から頂いた鮭のおすそ分けも含め今年は4匹頂きました。もう最高です。