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北海道の道北でいなかくらし。スラックライン、地域おこし、田舎暮らし、カメラ、RAW現像、デザイン、イラストについて。

【夏の終り】いつの間にか固まった自分セオリーを打開するレンズ縛り

TAMRON 90mmマクロレンズだけを持って夕景撮影へ

今日も夕陽が綺麗になりそうな気配を感じていつも通りカメラバッグにレンズと三脚を詰めて外に出ようと思った時、ちょっと億劫な気持ちになりました。『もっと身軽に行きたい』という感覚が頭に過ぎったのです。

夕景撮影に中望遠域のレンズだけを持っていく、しかも単焦点マクロ、という経験は今までにありませんでした。どうしても画角が狭くなってしまいがちで夕陽と空、海をカバーすることができないからです。

今回選んだレンズは先月購入したばかりのタムロン90mmの単焦点マクロレンズ。手持ちのレンズの中では夕景撮影に一番向かないタイプのレンズだと思います。久しぶりのレンズ縛りに少しワクワクしながらいつもの撮影場所へ向かいます。

違う視点で見る夕景

撮影場所について一眼レフカメラと装着したタムロン90mmマクロレンズのみを持って歩き出します。自ずとこのレンズが本領を発揮するであろう近接撮影ができそうな被写体に目が向いていきます。


秋を感じさせる綿毛を逆光で。ちょうど真裏に夕陽があります。

 

 

 


さらに寄って、順光で綿毛を撮影。西日を浴びて輝いています。 

 

 


秋の風物詩、ススキも西日で赤くなっています。

 

 


名前のわからない植物ですが、黄色い花と綿毛をシルエットで。夕陽もまん丸です。

 

 


水たまりに映る夕焼け空と前ボケの西日を浴びるススキ。

 

 


下ばかり向いていましたが空を見上げると案の定素敵な景色が。

 

 


エゾニュウとウド科の植物。ウド科の植物は往々にして夕陽が似合う気がします。

 

 

 


日没が済んだ頃、逆側の空を見上げると絵の具で描いたような空に4羽のカラスが飛んでいました。

いつの間にか固まる自分セオリー

『このシチュエーションならこのレンズだ!』と決めるのは自分。それがいつの間にか<夕陽なら広角で撮るべきでしょう><人を撮るなら単焦点一択!>そんなセオリーが自分の中で出来上がってしまいがち。

そんな風になってしまったのは何本目の交換レンズを手にした時からだったのでしょうか。大きなカメラバッグに手持ちの交換レンズを詰め込んで、その時その時の情景に合わせてレンズを変えて撮影をして。

そんないつの間にか固まってしまった自分セオリーを打開するためにたまにはレンズ縛りをして普段とは違う、いつもと同じ風景を撮影に出かけてみると面白いものです。

 

今回のMVPは夕陽を浴びたシロヨモギ。一瞬目を奪われたほど、きれいでした。


緑系の植物が多い中、夕陽を浴びて白く浮き立つシロヨモギ。

 

夏の終わりを感じる夕陽をTAMRON 90mmマクロで収めました。

今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2016夏」