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北海道の道北でいなかくらし。スラックライン、地域おこし、田舎暮らし、カメラ、RAW現像、デザイン、イラストについて。

【遠別神社例大祭】復活から二年目の担ぎ神輿<えんべつ若衆神輿会>

遠別神社例大祭が開催されました

昨年、40年振りに復活した遠別町の担ぎ神輿。<えんべつ若衆神輿会>の二年目の担ぎ神輿が開催されました。田舎で失われた文化を再開させることはそう簡単なことではありません。そして昨年は第一回目として約40名のメンバーが集まり無事終了しました。

今年で二年目のえんべつ若衆神輿会。今回も密着撮影をしましたのでどの様子をご覧ください。

 <昨年の様子>
【プレイバック2015年】惰性から少し抜け出した先にある幸せや楽しみを感じたい。《町内イベントで感じた少しの変化》 

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準備が進む社務所

神社の境内には提灯が下げられ、大きなのぼりが立ちます。これを見ると、あぁお祭りの季節だなぁと実感。少しずつ若衆神輿会のメンバーが集まり、社務所で衣装に着替えます。少しずつ賑やかになる境内。

 


えんべつ若衆神輿会の頭、じゅんさん。若手からの信頼厚いJ2005のマスターです。

【遠別の夜遊びvol.1】渋くてノリの良いマスターのJ2005(ジェイ) - inakalife-いなかくらし-

 

準備ができたら会場へ

衣装に着替えたら神社を通って会場へと向かいます。 

 


鉢巻を巻いて法被と足袋を履けばすでにお祭り気分

 

会場に着くとすでにお酒がたんまり。お祭りにお酒は欠かせないですよね。

 


神輿の最中もお酒を美味しく飲むためにリアカーに氷水を入れて運ぶという用意周到さが素敵です

 

すでに担ぎ神輿は準備万端。

 

 

昨年は生憎の曇り空でしたが今年は晴れ。気温も暖かく水浴び日和です。

 


お祭りといえば水浴びしたくなる気持ちがわかります

 


天狗さんはまちの町内会で順番に担当する大切な役割

 

いざ出陣

祈祷も終わり、美味しいお酒も進んだところで早速担ぎ神輿スタート。ここから町内の要所要所でわっしょい!の掛け声とともに神輿を振り回します。

 


重たい神輿なのに皆いい顔で神輿を担いでいます

 


約40人の若衆が代わる代わる神輿を担ぐ

 

せぇの!わっしょい、わっしょい!という掛け声とともに激しく動く神輿に、見物客も楽しそうに拍手をしていました。

 


まだまだ前半戦のためか元気いっぱいに神輿を揺する若衆

 

昨年より距離を伸ばして担ぐ

そもそも、遠別町の神輿は担ぐために作られたわけではないため非常に重くバランスが取りづらいそう。昨年は初年度ということもあって短めの距離を担ぐことにしていました。二年目の今年は最後まで担いでいきます。

 


中間地点の休憩所。さすがに疲労の色が見え隠れしています

 

それでも担ぐ、担ぐ。

 


体力的には厳しいですが、楽しいから耐えられる感じです。

 

ゴール地点である遠別神社へ

すべての場所を担ぎ、周り終着点の遠別神社へ到着。まだまだ勢い衰えていません。

 


終わりが見えたことで勢いが復活した若衆

 

そして、今年最後のわっしょい。

 


鳥居の前で神輿を振り上げる

 

今年の担ぎ神輿も無事終了し、最後は皆で一本締めで。

 

 

神輿が終われば直会(なおらい)です。ですが休憩のたびにお酒を補給していたのでこの時にはほとんどの人がすでに良い気持ち。

 

『お祭りをもっと楽しみたい』という気持ちから復活した担ぎ神輿。伝統を築いていくのはまだまだこれからですし、他の町でやっている神輿に比べるとまだまだ地味ですが比べる必要はないと思っています。この町で、関わる人が楽しめていることが重要なのです。街頭で見学しているおじいちゃん、おばあちゃんも本当に嬉しそうに手を叩いていました。

昨年から少しだけレベルアップした遠別若衆神輿会。来年も楽しみです。

 


神輿を終えて集合写真。皆お酒も入っているせいかご陽気な様子。